6月最後の日曜日、第16回古武道大会(主催:円心流居合据物剣法 後援;大阪市)を観るために阿倍野スポーツセンターまで行ってきました。昨年も同じ頃に観にいってます。
http://amemura.fwds.org/2009/06/28/98/
一番のお目当ては「筑後柳河立花藩御禁止流楊心流薙刀術」(ちくごやながわたちばなはんおとめりゅうようしんりゅうなぎなたじゅつ)。昨年の日記にも書いていますので詳細は省きます。戦国期を経て、江戸期になり城に仕える御殿女中の護衛武術となった古流武術です。御禁止流(おとめりゅう)とは他藩に技を伝えるのを禁じるという意味です。
最大の特徴は振袖着物姿に襷がけで演武することです。いついかなる攻撃を受けても即座に対処する心がけを忘れないためだそう。これがまたものすごく華やかなんですよ。観る者を魅了します。内容にも甘さはなく、かなりキビキビとした動き。そして型演武とはいえ失敗すると攻め手がやられてしまいます。
楽しみにしていましたが、私が着いた頃には終わってました。残念!!
昨年度はやっていなかった「甲冑抜刀術」というの見ましたが、そもそも甲冑というバカ重いものを装備した状態で動く・敵と戦うことを前提にした理論なので、まったく想像がつきません。想像のつかない動きというか、なぜこう動くのか、その因果関係がさっぱりわからないです。とりあえず転倒してしまうと終り、それだけはわかりました。

宝蔵院流高田派
「バガボンド(@井上雄彦)」を読んでいる人にはご存知かもしれませんが「宝蔵院流槍術高田派」。作中のような派手さはありませんが、2階席まで届きそうな長い槍を見事に操ってました。

直心影流薙刀術
トリを務めたのは「直心影流薙刀術」。先述の楊心流に比べると派手さはなく、黒でビシっときめたおば様方が出てこられました。宗家と思しき人はけっこうなおじいちゃんです。どんなもんかなと思っていましたが、ひとたび演武が始まると会場の空気が引き締まり、見た目・動きに派手さこそありませんが観客の視線がフロアに集中しているのがわかります。
演武というのはある意味、「発表会」みたいなもので、いかに技前やその内容のレベルを見せるかという前提があります。素人には驚嘆や感動を与えて興味をもってもらい、経験者にはその技術力や奥深さを感心させることが大事です。反面、見せてはいけない事柄(奥義や秘伝となる動き、コツ)もあるので、そのあたりの折衷が難しいところだと思います。かといって、あまりにも見せることを考えない演武というのも非常にツマラナイもので、皆の前で型どおりの型を延々とやればイイというものではないと私は思います。流儀の名前は書きませんが昨年とまったく変わらない内容で何の変化もなく、あくびが出そうになったことも・・・。
日本の、「技と心」をたっぷりと見てきた一日でございました。