君の名は

あと10年も経たず、日本が大きく変わるかもしれませんね。いや、ここ1,2年の可能性もあります。

たとえば外国人参政権の問題。先駆けであるフランスやらオランダやらがどういう問題を抱えたか、マスコミではほとんど聞いたことがありません。だいたい、外国籍を持ったままで母国にいつでも帰れるという状態ではありませんか。今の日本の状態で持ちこたえられるのかと言うと非常に疑問です。それどころではないはずだと思うんですが。

なんかもうロクでもないニュースばかりですが、「陰極まれば陽に転ず」ともいいますし、何とかなるでしょう。

 

 

話題を変えます。
さて、先の日記でも書いた「リュウグウノツカイ」ですが、たしかに趣のある和名ですね。他にもオトヒメエビ、オトヒメノハナガサ、リュウグウノヒメetc・・・たくさんいてます。

ここでちょいとばかり風雅な(?)和名の生き物を集めてみました。

  
オドリホウオウ(踊鳳凰)                 @外国の鳥
トサカレンカク(鶏冠蓮鶴)                @鳥
イワサキワモンベニヘビ(岩崎輪紋紅蛇)       @日本の蛇
ショウリョウバッタ(精霊飛蝗)              @漢字だとカッコイイ
サツマニシキ(薩摩錦)                  @蛾               
スミナガシ(墨流)                      @蝶               
シンジュサン(神樹蚕)                   @蛾
アサギマダラ(浅葱斑)                   @蝶
オオミズアオ(大水青)                    @蛾
アオバハゴロモ(青葉羽衣)                @昆虫
ニセハナマオウカマキリ(偽花魔王蟷螂)        @外国産カマキリ
オトシブミ(落とし文)                    @甲虫の一種 
カツオノカンムリ(鰹の冠)                 @クラゲ
オドリカクレエビ(踊隠蝦)                 @専門店で売ってます
ネジリンボウ(捻棒)                     @ハゼ
ヨゴレ(汚鮫)                         @危険種
ヨダレカケ(涎掛)                       @トビハゼみたいな魚
テングノタチ(天狗の太刀)                 @深海魚
ヘコアユ(兵児鮎)                      @魚
タナカゲンゲ(田中玄華)                  @魚 山陰の名物 
トウジン(唐人)                       @深海魚 切り身で売ってます
ツマムラサキメダカラ(褄紫目宝貝)            @貝
ブンブクチャガマ(文福茶釜)                @ウニの一種
タコノアシ(蛸の足)                     @植物
キソウテンガイ(奇想天外)                 @外国産植物 
アアソウカイ(阿亜相界)                  @外国産植物 
バカマツタケ(馬鹿松茸)                  @茸 学名も同じ

 
ジョウカイボン(浄海坊)             @昆虫 
                        平清盛の出家名と同じだが由来不明

 

アッコヒメシモフリヤチグモ(あっこ姫霜降谷地蜘蛛)      @蜘蛛
発見者(斉藤明子)の人名が付く事は珍しくありませんが、なんと「あだ名」がついた珍しい和名です。1987年の命名。

リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ
(竜宮の乙姫の元結の切り外し)

最も長い名前の正体は「アマモ」という海草の一種です。
河口域などでも見られますね。

 

本当にいろいろな和名がありますね。
単純に色や形状、性質、生態、発見者etcから付けた名前がほとんどなのですが、中には命名者の教養と観察眼を感じさせるものもあります。反面、ワケのわからないものもあります。「トゲアリトゲナシトゲハムシ」「 トゲナシトゲトゲ」など(笑)。

  

 

名前と言えば昨今、突拍子も無い名前をつける親も多く、たまにニュースネタにもなりますが・・・どうあれ、親がそれなりに願いを込めた名前です。

 

名に関してもいろんな話がありますね。
まずは小児科医の話だったと思うのですが。

「こんなことを書くとあきれられるでしょうが、小児科を長年やっていると、大抵の医師には、つけるのをためらう名や使うことを避ける字があるものなのです。
確率を考えれば気にすること自体おかしいのですが、たまたま、重い病気や病気がちのお子さんの名前にはどうしても敏感になります。
名前に託した親の気持ちが重荷になっている子どももいます。
名前を見たときに、親子や兄弟の関係が透けて見えるときもあります。因果な仕事です。」

 

あるいは、「陰陽師」(@岡野玲子)の安倍晴明曰く、

晴明「なあ博雅……、この世で一番短い(しゅ)とは何だろうな」

 

源 博雅「この世で一番短い……? しかし何でおれが考える? おまえが教えるべきじゃないか?」

 

晴明「さっき言ってやったろう? 名だよ」

 

源 博雅「おまえの晴明とか、おれの博雅とかの名か?」

 

晴明「そう。山とか海とか樹とか草とか、そういう名ものひとつだ。とはようするに、ものを縛ることよ。ものの根本的な在様を縛るというのは名だぞ。たとえばおぬしは博雅というを、おれは晴明というをかけられている人ということになる。この世に名づけられぬものがあるとすれば、それは何でもないということだ。存在しないとも言える」

   

http://www.mazarain.com/kosodate/k23.html

  

 

「とらわれ」なのかもしれません。
たとえばの話ですが、(死にはそうそう至らないであろう)ある病気に名前がつけられたとします。病名が付くまではただの頭痛、不調からくる吐き気だろう、で済んでいたものが、大層な名前がついた途端に完全にその人に根付いてしまう、その病からの自由を奪ってしまうのかもしれません。

  

 

 もっとも、人間にどんな名前をつけられようが、野生の生き物は無関係で自由そのものですが(笑)

  

付け加えておくと、

おお、ロミオ、ロミオ!どうしてあなたはロミオ?
 お父様と縁を切り、ロミオと言う名をおすてになって。
 それがだめなら、私を愛すると誓言して、
 そうすれば私もキャピュレットの名をすてます。
 私の敵といっても、それはあなたのお名前だけ、
 モンタギューの名をすてても、あなたはあなた。
 モンテギューってなに?手でもない足でもない、
 顔でもない、人間のからだのなかの
 どの部分でもない、だから別のお名前に。
 名前ってなに?バラと呼んでいる花を
 別の名前にしてみても美しい香りはそのまま。

  

「ロミオとジュリエット」第二幕より  シェークスピア 

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